会社設立をしているような名刺

賃貸オフィスを用いて、会社設立をしているような人がいました。
でも、その会社の名刺を受け取ったときには冗談で設立しているように感じました。
起業を考えているのは何も問題ないけれども、どう考えても現に取り組んでいる内容とは思えず、ただそういうのを作成したいだけではないかという気がしました。

名刺には社名、氏名、住所、携帯電話番号が記載されており、社名には自らの名前を盛り込んであり、アルファベットの社名にしてありました。
住所には、アクセスがしやすく一等地っぽい場所、ビルの20階といったような記載がありました。
冗談として考えて面白いものの、実在するビル名を使って名刺に印刷するのが許可されるのかどうか、無許可でビル名を使わないほうが妥当ではと思いました。

また、裏面には取扱商品が二行で記載されています。
一つはそのときに携わっている業務・商品そのものを品目として記載していて、もう一つは前職で携わっていたと話を聞いていた品目が記載されていました。
しかしながら、記載をしているけれど取引関係にある契約をしているわけではないから、その商品を取り扱うことは実際にはできないのがすぐにわかりました。
要するにキャリアの中の同業を自分で名刺にしているにすぎません。
個人的にやっていることであるから、世間的に会社を紹介したり大きくしていく目的はなく、会社として物事を進行しないスタンスがしました。

これらの情報のうち、実際に会社設立として考えられる部分があるのがやがてわかりました。
たとえばビル名と20階のテナント表示についてですが、これは実在するところでありながら、実際に賃貸借契約をしています。
非常に安く提供している物件であるから、たとえ事業が成り立っていなくても払える範囲です。
したがって、これはありうる話しでした。

ただし、社名や住所、事業内容を実際に会社として登記しているのかどうかは疑問です。
おそらく賃貸で安く借りているから名刺に書いても問題はありませんが、会社をやっているっぽくしているだけの可能性があります。
認可されているのかどうかについては、明らかではありません。
適当に考えた会社情報を印刷しているとも思えるためです。

実態としては会社は機能していませんでした。
個人事業等でやっていく気持ちはあっても、どうやっていくのかの手順とかノウハウはないということです。
名刺の会社や事業は形骸化しており、何ら活動がなされていませんでした。
しばらくして、それについて尋ねると、進展なしとのことでした。